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山口ザビエル記念聖堂 山口市
| 〜井戸端で説教するフランシスコ・ザビエル〜 ザビエルは修道士ジョアン・フェルナンデスと毎日二回山口の大殿小路という通りに出かけそこにあった井戸端で集まってくる人々に向かい要理の書を読んだり説明したりして布教した。あらゆる階層の人々が集まって来たがその数は大変なものであった。 宿舎に帰ってくると仕事は倍加した、というのはある人は今聞いたことについて疑問をいだきある人は問答をしようと考え、又ある人は面白半分に或いは真理を知るために彼について来たからである。 それにも関わらず少ししか成果があがらないのを見てザビエルはこの事がいくらか心配になった。 しかしまもなく主はまったく思いがけない時に彼の心を慰め給うた、すなわち、フェルナンデスがいつもの様にある通りで沢山の群集に向って説教をしていると一人の無礼な男が通りかかり修道士を罵倒し始めた、そして彼のそばに寄って顔に唾を吐きかけ高笑いとあざけりの言葉を浴びせながら立ち去った。 フェルナンデスは動揺したり怒ったりした様子を少しも見せず、又そのことに対して一言も言わないでその痰をたかも説教して流れた汗ででもあるかのように手拭でふき取った。そして始めた時と同じ冷静さで説教を続けた。 聴衆の中に身分のある一人の日本人がいた、彼は説教で聞くことを誹謗ようと思って来たが修道士が挑発や罵言を少しも気にとめず、自分の体面などまったく気にかけない事に驚嘆した。さして修道士が戒め説いている神こそまことの神であり、その神こそ信じ尊ぶべき神であること、また修道士の説き教えている宗教を信奉しなければならないことを理解したのである。 「ジョアン・ロドリーゲス 日本教会史」より 記念聖堂は、昭和27年にサビエルが山口を訪れてから400年を記念して建てられました。けれども、残念ながら平成3年9月5日に焼失してしまいました。その後、再建に向けて募金活動なども行われ、焼失から6年と7か月経った平成10年4月29日、白亜に輝く待望の新しい記念聖堂が完成しました。 |
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