竜蔵寺 現 山口市大字吉敷滝河内吉敷の南西秋葉山の北麓にあり、真言宗御室派、山号は滝塔山。
本尊は近年まで阿弥陀如来であったが、妙法寺旧蔵の大日如来坐像
に替えている。境内東方の山中に岩窟があり、これを奥院と称する。
岩には大きな仏像の腺彫がある。
寺伝によると文武天皇の二年役小角が来てこの窟中で護摩供を修し、
熊野権現を勧請したという。その後、天平13年(741)に行基が来て千手観音を造り、寺を創建した
ともいう。寺には応安七年(1374)銘の鐘を蔵していたが、文化13年
(1816)の火災で失われたが、当時大きな寺であったと思われる。本堂は桁行7間半と梁行5間、ほかに護摩堂・観音堂・薬師堂・庫裏・
鐘楼門・鎮守滝権現などがあった。
境内の観音堂には千手観音が安置されており、高さ78センチ余の坐像
で、大唐仏と言い藤原期の作(県指定有形文化財)。
また観音堂内には不動明王立像・昆沙門天立像があるが、ともに高さ
1メートル余。鎌倉時代の作で、胎内に仏師および願主を記した墨書銘
がある。本尊大日如来は、もと吉敷村木崎にあった妙法寺の本尊。
大日如来像は、像高95センチ、檜材寄木造で、藤原中期の作
(重要文化財)。
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この竜蔵寺のイチョウの大木は、高さ45メートル、目通り周囲8メートルの巨樹で、
株は雌株、樹齢は850年で、役の行者が植えたと伝えられています。(国指定天然記念物)
秋の黄葉時には遠くからもはっきり望見することができる。
山口市では、イチョウを古い文化を残している町にふさわしく、誰にでも親しめるものとして市の木に
定められています。
高さ45メートル、
目通り周囲8メートル
秋の黄葉時にはひときわ目立ち
見事な景観を表す
鼓の滝
境内にある滝は三段の名滝で山口
3名滝のひとつ、上中下とあり、
上段16m中段3m下段18m全部で37m
の高さ。
中段が少し小さくなって鼓の様で
あることから鼓の滝と名づけられた。
人の世が乱れてきた時、1滝出して千滝と
して大蛇(龍ともいう水神のこと)を出したという。
つまり大洪水を起こして流してしまうとの戒め
である。(洪水・大蛇)を蔵にしまっている寺の
起こりでもある。
古くより文人墨客の来訪が多く、
自然の庭の美しさに酔ったもので
あるがもとは真言密教の行者や山伏が
求道の滝行を行っていた。