下関の明治・大正をしのぶ名建築

旧英国領事舘 南部町郵便局・旧秋田商会ビル

旧英国領事舘・南部町(なべちょう)郵便局・旧秋田商会ビル
外交、交通、経済の拠点として栄えた下関の歴史を伝える建物。
市場を中心に発展した唐戸には、昔の栄華をしのばせる建物が多い

   旧下関英国領事館

旧英国領事舘は明治39年(1906)イギリス人、アレクサンダー・N・ハンセル
の設計。赤レンガ造り二階建ての洋館は、アーケードベランダ、外壁のバン
ドコース(帯状飾り)などに持徽がある。アールヌーヴオー調のマントルピ
ースやタイルが、当時の領事の暮らしぶりをしのばせます。
この建物はかって外国への門戸としてにぎわった下関のシンボルのひとつで
ある。
現在は下関市考古舘で、弥生時代などの遺跡からの出土品を展示している。
国指定重要文化財。
  下関南部町郵便局

南部町(なべちょう)郵便局。明治33年建築の英国風洋館で現存する下関の
洋風建築としては最も古く、石造りのどっしりした建物です。
国内最古の現役郵便局舎でもあり、建設当初の雰囲気を残す中庭とギャラリ
ーがあります。
赤レンガ姿だったが、しかし老朽化が進み、たび重なる改装で、コンクリー
トで塗られてしまった。「重厚さが失われた」と地元でも残念がっている。
 旧秋田商会ビル
大正4年建築の秋田商会は木材取引中心の商社活動と海運業を営む事務所兼任宅として竣工した。
下関人のモダンぶりがうかがえる。屋上の庭園は当時としては珍しく、銃筋コンクリートの建物は神戸から西では、最初のものだった。外装は上質のタイル張り、一階は事務所、二、三階は住居で和室にしている。屋上庭園は枝木が青々としげり、一層目立つ。